中学生のための米国私立ハイスクール進学プログラム

不登校中学生のための提携米国私立ハイスクール進学プログラム

  • プログラム主宰者:遠藤眞彌 
    (教育系図書出版游学社代表、元河合塾「高校中退者コース・コスモ」創設責任スタッフ)
  • 株式会社 游学社
    〒164-0003 東京都中野区東中野1-57-8 辻沢ビル
    電話03-5337-0630 Fax 03-5337-0634
    http://www.yugakusha.co.jp
  • プログラム指導+留学アレンジメント:MASK English Academy
    〒150-0012東京都渋谷区広尾5-19-7 協和ビル5F
    http://mask-ea.com
はじめに

不登校中学生の保護者の皆さん、
不登校のまま中学を終わらせた時には手遅れになります。
「転んだ直後の杖!」が大切

11万9617人、これは2013年度、不登校で30日以上休んだ小中学生の数です。その内、中学生は9万5181人、なんと37人に1人で、1クラスに1人が不登校になっているのです。高校生の中退者は約6万人です。私が20数年前に予備校・河合塾で「高校中退者コース・コスモ」を立ち上げた頃は、高校中退者は10万人を超えていました。それは高校が約100校分無くなるという数字でした。その後18歳人口の減少により、現在の数になっているのですが、逆に中学生はその頃の倍以上になっているのです。
学校不適応や対人関係、学業不振など不登校や中退の理由は様々ですが、中学生の不登校の一つの大きな原因は、実は習得すべき知識を一方的に押し付ける指導方法や高校、大学進学に直結する受験教育制度の中で学ぶ興味を失った結果にあると分析されています。

しかし「こうしたことが原因で私の子供は不登校になったのに学校は真剣には取り組んでくれません」という実体験を味わっている保護者の皆さんが少なくないと思います。なぜ真剣に取り組んでくれないのでしょうか。原因は二つです。

原因:1
中学までは義務教育なので登校しようとしまいと3年経てば自動的に終了となり卒業証書が授与されることになっているので学校が必死になる必要がないからです。
原因:2
不登校の原因は学校や教員である我々にあるのではなく保護者や家庭の在り方に原因があるのだという意識です。

その結果、保護者の皆さんは「悪いのは私だ」と自己を責める日々を送っています。そしてあの佐世保の痛ましい事件が報道され始めてからの数日間は、自分の子供と加害者の少女を重ね合わせて、心臓が破れてしまうほどの鼓動に襲われたはずです。佐世保のあの痛ましい事件の原因は父親にあったという内容の報道が圧倒的に多かったようです。

しかし在籍していた高校は不登校生だった彼女にどのような対処をしていたのでしょうか。報道内容で知る限りでは「一応、在籍はしていましたが入学して間もなくてしかも不登校生だったので彼女の実際の姿はほとんど分からなかったので…」というのが地元の名門と言われる高校の対応でした。この言葉には「登校が嫌な学生の首に縄をかけて引っ張ってくるわけにはいきません。何しろ高校は義務教育ではないのですから。来るのが嫌なら学校をやめてもらえばいいだけなのです」というニュアンスが色濃く漂っています。

中学の時は義務教育課程なので3年経てば不登校生でも卒業できて自動的に不登校生ではなくなるからという理由で中学校は不登校生と真剣に向かい合うことは多くの場合しません(断っておきますが、真剣に取り組む中学校教員はもちろんいますが)。そして不登校生を放置します。因みに、高校では「義務教育ではないのだから、来たくなければ来ないで結構です」という理由で放置します。

中学までの不登校には何故か世間も周囲の人も比較的大目に接してくれます。まだ子供なのだからという認識があるからです。ただ学校の放置主義と世間の大目に甘えてしまうと次に来るステップは本人にとっても親にとってもハードルの高いステップになります。

中学課程を不登校者として終了すると
次に選択することになるステップは大別すると次の4つになります。

  • ①技術を身に付けることの出来る分野で働き将来の独立を目指す
    (大工職や左官職、料理人、車の整備士など)
  • ②通信制高校に進学する
  • ③日々の生活費を稼ぐアルバイトに就く
  • ④家庭の自分の部屋が日常生活の中心。経済的には親に依拠

①技術を身に付けることの出来る分野で働き将来の独立を目指す

進学のための勉強など不要というので不登校になった人の中には①を歩む人がいます。素晴らしい人生の選択です。しかし①を歩む人はごく一握りです。不登校という日常性は本人の目的意識を追求する強固な日常性を保証してくれない場合が多いです。そして決まった時間に起きて仕事に行くという日常性はヒマラヤを越えるほどの高いハードルになっているからです。

②通信制高校に進学する

多くの人は②を選択します。通信制高校を専門学校、短大あるいは大学へ進学するステップとして選択する場合が多いです。幸い、通信制高校は毎日の通学は義務付けられてはいません。それに先生方も使命感に燃えた人が多いです。卒業して志望校に進めるケースは多いです。しかし進学先に入学してから高いハードルが控えています。専門学校や短大は朝から夕方まで学校で学ばなくてはいけません。比較的ゆったりしている大学でも週末以外は毎日通学することが求められます。その結果、通信制高校出身者の専門学校や短大・大学おける中退率は高いのです。中退した後の日々はかなり厳しい場合が多いという報告があります。

③日々の生活費を稼ぐアルバイトに就く

何をしても食べていくことが人生では大原則です。③の選択はもちろん立派です。アルバイトで日々働く生活を身に付けて社会で色々な可能性に挑戦していくようになる人の事例はもちろんあります。問題は中学時代に時間拘束される習慣がなかったのと集団生活や行動の中にいなかったのでアルバイトだが勤まることが出来なくなって短期間で止めてしまうケースが多いということです。止めてしまった後どうなるかですが、厳しい現実と保護者も立ち向かわなくていけなくなる事例が多いです。

④家庭の自分の部屋が日常生活の中心。経済的には親に依拠

保護者が一番恐れるのは④です。これは多くを語る必要がないと思います。

ポイントは一つです。中学生の不登校は義務教育だけに周囲の人や関係者からは不自然だと見られますが、同時に大目に受け入れられてしまいがちです。ですから保護者の皆さんも苦しみながらもついつい子供に対しても自分に対してもさらには社会に対しても甘えてしまいます。しかしその付けは中学課程を修了すると俄かに暗黒の前途となって現れるということです。

それでは中学校課程で再びクラスに戻さなくてはいけないのかという問いかけとなります。復学してもらえればそれに越したことはありません。しかし嫌だから行かなくなったのです。ある一定の期間、不登校になった人の復学は難しいと言われています。無理は禁物です。本人も保護者にとっても賢明な選択ではありません。むしろ大切なことは、不登校のまま、中学課程の後をどうすべきかを検討してその用意をすることだと思います。

私はその昔、河合塾の「高校中退者コース・コスモ」の創設に責任者として従事したことがあります。その時に強く感じたことがあります。

不登校になることを“つまずく”という言葉で表現する人がいます。私は不登校になるとは逆に自分の足で立って歩くという行為の第一歩だと理解しています。つまり不登校になるとは、真剣に人生を考える若者にのみ与えられる特権です。ですから“つまずく”という表現は嫌いです。でも敢えて“つまずく”という言葉で不登校を表現させてもらいます。そして言いたいと思います。

何も考えずに学校に通い与えられた勉強を行い、社会が暗黙の内に与える生き方のレールに乗って歩む“つまずかない”多数派より“つまずく”少数派はむしろ遥かに貴重な存在です。ただ“つまずく”と、多数派のみが快適に安全に生きることができるように作られている社会の至るところに、少数派の生き方をする人に罰をと言わんばかりに密かに張り巡らされている底なしの割れ目に転がり落ち、這い上ることが出来ないまま人生を終えなくてはいけない場合もあるということです。“つまずく”ことは特権です。しかし「転げ落ちる前の杖」が肝心です。杖は自分自身かもしれません。親や周囲の人のサポートかもしれません。いずれにしても杖を手に入れた人は、“つまずかない”多数派などとは比べ物にならない程、世のため人のためになる人間となる可能性が大です。

このプログラムは“つまずいた”人を保護者と二人三脚でサポートし、“つまずいた”特権を人生の大きなチャンスに転化するためのプログラムです。しかしこのプログラムに参加できるいくつかの条件はもちろんあります。別項で述べる条件に合致すると思ったら、是非ご参加下さい。将来、本人は“つまずいて”良かったと思うはずです。保護者は“つまずいて”もらって良かったと自分の子どもに感謝すると思います。

米国のハイスクールがなぜ人生の金字塔に通じる可能性があるのかについて、詳しくは PART2 をお読み下さい。ここで言えることは、不登校になった場合、まず、最善の方法は学校環境を変えることです。そして米国のハイスクールの教育目的は日本と違い、大学進学ではなく人間としての幅広い教養の育成にあるからです。そして子どもにはできるだけ早い対応が必要なのです。

プログラム主宰者
遠藤眞彌 (教育系書籍出版社游学社代表。
河合塾「高校中退者コース・コスモ」元創設責任スタッフ)
連絡先: 電話 03-5337-0630 (游学社)
携帯 090-8808-5458 (遠藤眞彌)
E-mail:endo@yugakusha.co.jp